私のイライラコントロールの話

エッセイ&コラム

はじめに

こんにちは、chiellyです。
女性ってイライラしているものだっていう認識が世の常ですよね。

悔しいけど、認めざるを得ない場面もあります。しかし、イライラしている本人はとても辛いのに、夫や男性には、茶化されたり、相手にされなかったりと、なかなか理解されません。逆撫でされ、大噴火なんてこともあったり、なかったり・・・。

また、イライラにつき合う男性も大変です。わかっているけど止められない。口論のあと冷静になったら大後悔、自己嫌悪なんて。それもよくわかります。私も経験ズミです。

そんな女性に、私のイライラとの長い付き合いをご紹介します。お役にたてると嬉しいです。

イライラする女性たち

いつも機嫌のいい女性なんてこの世に存在しません。

そう言ってしまえるほど、女性はイライラに翻弄されている生き物ではないでしょうか。

世の女性はみんな知っています。

上司にイライラ、同僚にイライラ、育児が大変でイライラ、夫にイライラ、ホルモンのせいでイライラ、社会の仕組みにイライラ、ニュースにイライラ・・・・挙げたらきりがありません。

ふとした出来事でイライラ感知

先日、自転車に乗って、住宅街の中にある、幹線道路の歩道を走っていました。よくある歩道のサイズで、大人二人が並んで歩いたら、もう道がいっぱいになってしまう歩道です。

私は自転車で、ゆっくり走っていたら、正面から20台前半くらいの男女が早めの速度で歩いて来ました。女性は正面から7割くらい男性の法に顔を向け、男性と話しています。前方はまったく見ていません。私が自転車とすれ違う際もまったくよけず、私がよけてすれ違いました。すれ違う際もまったく気付いていないのか、わざとよけないのかはわかりません。

相対する人に対する配慮がない、イコール余裕がない、イコールイライラしているな、と思いました。

それでも、私は、自分の機嫌の良い時は、見えてないんだな。若いしな。マウントとりたい年代だしな。などでおさめる事が出来ます。

相手に対して、イライラしているな、と明らかにわからないのにそう思う時は、結局自己投影なのか?とも思ったりもします。
自分がイライラしてるから、相手がイライラしているように見えるのかもしれない。

宣戦布告してやりあって、発散したいのかもしれません。
私は、そういったふとした時に自分がイライラしているのを自覚します。

良く言いますよね、他人に優しくできる人は、自分に余裕がある人だというのは
まさにこのことだと思います。

しかし、こうやってイライラを自覚することは、女性ならではよくあるのではないでしょうか。
そしてわかっているけど、止められない・・・。
そのとき、タイミングが悪いと、爆発してしまったなんてことも、私はあります。
でもそんな時は、私は決まって、排卵日周辺と生理前でした。

これはおそらく私だけが特別ではなく、女性ならみんな大抵あるのでないでしょうか。 

恐るべし女性ホルモン

でもそれは仕方ないですよね。

それは、女性だからです。
女性は、女性ホルモンを持っているからです。
女性は、女性ホルモンにことごとく支配されているからです。

これにはあらがうことができません。
感情が爆発してしまって、おかしいなと思ったら、生理周期がからんでいると言った経験は、女性ならみんなあるんじゃないでしょうか。

いつもはほとんど機嫌がいいけど、理由なく月いちイライラする人は、無自覚なだけで、生理前のせいかもしれないし
生理中も後もイライラしてる人は貧血で全身の栄養不足なのかもしれません。
いつもイライラして、顔面、または上半身が火照る人は、冷え性や、自律神経が乱れているかもしれません。
言われたことに対して、穏やかに受け取れず、いつもイライラしている人は、精神的に疲れているのかもしれません。

女性がイライラする理由の、根幹にはホルモンの支配があります。

そこに性格的にイライラしやすかったり、凶暴性を持っていたりで、イライラレベルに変化がでてくるんだと思います。 

女性が苦手になった本当の理由

若い頃から、私はとにかく同性である女性が苦手でした。

母がヒステリックで、父もいつも怒っている人でした。
今は二人とも歳を重ね、穏やかになりました。
そのせいかわかりませんが、とにかくイライラしている人が苦手でした。

強く女性が嫌いだなと認識しだしたのは、20台後半でした。
看護学校時代の実習で女性の職場に飛びこんでから嫌いな女性が一気に増えました。
女性にもまれるうち、機嫌のいいときと悪い時の差のある女性に多々遭遇するようになったからです。

ひたすら苦手な女性から逃げていた20代。
逃げると自分が病む事を知って戦ってみた30代前半。
戦ってみたものの、やり方が悪く、戦うとさらに叩かれ、自分は再起不能になり、職場を変わらざるを得なくなると知った30代半ば。
そんな経験を得て、本当に強い人とは戦ってはいけないと学び、距離を置く作戦や、周囲の人間や理論を使ってすり抜け、自分の過ごしやすい環境にしていくことを学んだ30代後半。
おばちゃんパワーで、どんな人とでもある程度の距離を保ちつつ、適当にやりすごし、いざとなったら逃げる用意ができるようになった40代。

40代にもあると、あの人そういう人だから、近づいちゃだめ。あんた戦って勝てる性格じゃないでしょう。と友人に偉そうにアドバイスまでしちゃえるようになりました。

で、も、本当は

一番嫌いなイライラする女性は他ならぬ自分でした。

まさに私は、ホルモンに支配された女性のひとりでした。
そのせいで婚約破棄にまでなったと言っても過言ではないくらいに。

当時、5年つきあった彼氏と、正体不明の月イチのイライラが功を奏して、見事婚約破棄となりました。
性格的にも、自己肯定感が低くて自信がなく、不安や嫉妬心が強かった私。
いつもはニコニコしているかわいい彼女が、なんか月イチ荒れるのにつき合ってくれた元彼。
正体不明の情緒不安定な女に、嫌気をさして、違う女を作って去っていきました。

そんな経緯もあり、女性は、見た目と違って、手に負えない時があることを、身を持って一番知っていたから、女性が苦手になっていったのかもしれません。

このように、女性は、ホルモン支配の影響を多大に受け、性格変容さえしてしまうほどに狂わされる生き物です。

変わろうと本気で思った

元カレに振られ、ひとりになってから、心底変わりたいと思った私が、少しずつ、自分のイライラの正体と向き合うことになっていきました。

正体と向き合うことを決めたら、後はいろいろな事を調べ、いろんな方法を試し、対処していったおかげで、イライラはだんだん良くなっていきました。
今は、制御不能な理不尽なイライラに支配されることは、ほとんどなくなりました。

だからこそわかります。
イライラしている女性の辛さが、痛いほど。

他でもない女性に助けられて

長い妊活の間に、その苦手だった女性に、たくさん助けてもらいました。

職場では、治療のために急な勤務変更に応じてもらってり、薬剤の副作用で勤務できなくなった時にも、何も言わず休ませてくれたりと、助けていただきました。先輩ママの暖かい言葉にも助けられました。

 
子供が出来ると、子どもを優先せねばならない状況にたくさん遭遇しました。すると、その時に事情を理解してくれるのは、他ならぬ女性でした。

そんな経験を経たおかげで、今は女性への嫌悪感はありません。女性もいいもんだな、と今は思います。 

イライラの正体

女性のイライラは、ホルモン支配と、持っている性格の二つに色濃く影響を受けると考えます。
そのため、私は、イライラの原因を二つに分けてアプローチすべきだと思っています。


妊活をとおして、長年、生活スタイル、運動、食事、漢方、鍼灸、ヨガ、ジョギングなどで体質改善を望んだ事が、結局、イライラの改善に繋がることを実感しました。 


イライラの大きな原因のひとつは、ホルモンの大暴れによる不快症状でした。それが、体質改善で軽減できるとこがわかりました。


イライラの大きな原因のふたつめは、性格や、思考パターンによって生じるイライラでした。これは、私自身に最も合っていた、アサーショントレーニングや思考のくせを直す、という方法に出会って対人関係のストレスがなくなったことでイライラが軽減できました。 


そうするうちに、私にとってイライラは、コントロールできるものとなったのです。
今は理不尽なイライラに振り回される事はほとんどなくなりました。

また更年期障害が出現してくる年代になってきたら、私もまた、ホルモンの仕業でバランスを崩すかもしれません。
でも、自分と向き合うことをやめなければ、きっとコントロールできるだろうと信じています。

おわりに

イライラに苦しんでいる女性は多いのではないかと思います。
私の体験が、イライラに苦しんでいる女性の、イライラに向き合うきっかけになることを祈っています。

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